北欧スウェーデンに位地するハムビー・ソダーラルスエタト(Hammarby Sjöstad)は、「エコタウン」の名で世界にその名を広めています。4500人以上の住人が、毎日の生活を通じて地球温暖化防止に貢献しています。

環境に配慮して開発された低炭素エネルギー、再生可能なリソースを活用した地域供給システム、持続可能な建築材料の利用により、一般的な町よりもエネルギー消耗を30%も削減しています。

住民達はフードウェストを堆肥にするなどして日々の生活廃棄物をリサイクル、地域の特産品である果実や野菜も自然有機栽培でプロデュースされています。さらには、自動車の利用を減らし、自転車などによる移動を奨励することで、CO2の排出を削減。ハムビー・ソダーラルスエタトは地方政策と住民の協力により、実際に「緑の街」へと変えていったのです。

この町の取り組みは、地球温暖化問題への具体的な答えを示す一例として、世界中に注目されています。スウェーデンの「エコタウン」は、私たち一人一人が生活の中でできる地球環境保護への行動を、力強く示してくれています。